vision

ダンサーを志して向かったNY。そこで出会った一つの新聞記事。
「遠州 半立ち」という落花生との出会いを機に、自分が目指すものが見えてきた。
このピーナッツバターは、今まで僕が経験してきた人生そのもの。
世界一を取った品種で、世界一うまいピーナッツバターを作る。
杉山ナッツにしかできない冒険を、みなさんと歩ませてください。

ダンサーを志して向かったNY。そこで出会った一つの新聞記事。
「遠州 半立ち」という落花生との出会いを機に、自分が目指すものが見えてきた。
このピーナッツバターは、今まで僕が経験してきた人生そのもの。
世界一を取った品種で、世界一うまいピーナッツバターを作る。
杉山ナッツにしかできない冒険を、みなさんと歩ませてください。

“遠州半立ち”との出会い
ニューヨークで読んだ一つの新聞記事。そこで目にしたのは、地元「浜松」の文字。 1904年のセント-ルイス万博で世界一と評価された“遠州半立ち”という幻のピーナッツの存在を、 そこで初めて知りました。 自分の地元に、世界一と評価されたものがある。その事実は、地元から遠く離れたニューヨークで、 自分のルーツを考えるきっかけとなりました。 日本に戻ってからは、浜松の歴史、文化、地理...あらゆることを調べる日々。 100年前に評価された幻の品種をもう一度作りたい、世界一の品種で作ったら、世界で一番のピーナッツバターが作れる。 それを世界に発信できたら、浜松のことをもっと知ってもらえるはず。 ここから、杉山ナッツの挑戦が始まりました。
再現ではない、挑戦を。
”遠州半立ち“について調べに調べ、ようやく辿り着いたのは1軒の⺠家。 話を聞けば、庭に植っているから持って行ってもいいよ、と。
ついに幻の品種を復活させる第一歩を踏み出します。 世界一の味を作るために、100年前の農法を真似て栽培すれば、きっと味を再現できるはず...。
しかし、できたのはかつて世界一と表された味とはおそらく違う味。 だから考えました。100年前とは、土地も気候も、農具も何もかもが違う現代。
ならば、同じ環境で作れば同じ味が再現できるのでは。 そう考えて始めたのが、炭素循環農法。 落花生と葉物の二毛作によって、大気中の二酸化炭素を土の中に貯蔵していく。 落花生を育てながら、地球温暖化を改善して、100年前と同じ環境を作ればいい。
これは途方もない挑戦です。けれど、誰かが始めることに意味がある。 幻の味を、100年後の誰かに「美味しい」と思ってもらうための挑戦。
一人でできないなら、
みんなでやる。
毎年、栽培を始めるときに考える。
「今年はどう育てよう」と。同じことを繰り返すだけではなく、 常に何かを変えていく。その成果を少しずつ感じます。 でも、やっぱりまだ幻の味にはなっていない気がする。
試行錯誤は続けるけれど、自分がその味に辿り着くことは難しいかもしれない。
一人でできないなら、みんなでやればいい。
一人一株農業と題して、近隣の学校と協力して落花生を育ててもらうプロジェクトを始めました。 “遠州半立ち”を学校におすそ分けして、生徒さんに育ててもらう。 収穫した落花生を預かってピーナッツバターにする。 学校の皆さんで食べてもいいし、販売した分の売り上げを学校活動の充実にあててもいい。
ただ育てて終わりではなくて、その先のことも考えてもらう。 そんなプロジェクトです。 考えてもらうのはそれだけではありません。 自分の地元に世界一のものがある。 それを子供たちに考えてほしい。 今と昔の地球環境の違いに気づいて欲しい。
毎日の食卓に、杉山ナッツのピーナッツバターがあれば、 そんなことを考えるきっかけがきっと作れる。 食べるたびにその味に感動して、昔を思い、未来を考える。 そんな商品をお届けできるように、今日も私たちは挑戦を続けます。